ポイ活でスマホを使う時間が増えてから、モバイルバッテリーを持ち歩くのが当たり前になりました。
仕事中もズボンのポケットに入れて、スマホを充電しながら使っています。
そうなると、容量や充電性能だけでなく、大きさや重さも意外と重要なんですよね。
もうひとつ気になっていたのが、安全性です。
最近はモバイルバッテリーの発火事故を目にすることもあり、毎日持ち歩くものだからこそ、できるだけ安心して使える製品を選びたいと思うようになりました。
そこで今回購入したのが、CIOの「SMARTCOBY Pro SLIM SS」です。
選んだ理由は、薄型で使いやすそうだったことに加え、半固体系セルを採用していること。
最初は聞き慣れない言葉でしたが、調べていくうちに興味が湧き、購入を後押しするポイントになりました。
実際に使ってみた感想はもちろん、半固体電池の特徴や、購入前に確認したCIOの安全試験についても紹介します。
▶ 歩数系アプリは、位置情報やバックグラウンド通信などによってスマホのバッテリーを消費します。歩数系アプリの仕組みやデメリットについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
→ 歩数系ポイ活アプリの仕組みとデメリット
CIO SMARTCOBY Pro SLIM SSを購入した理由
今回、CIOの「SMARTCOBY Pro SLIM SS」を選んだ理由は、薄型で持ち歩きやすく、機能面も充実していたことです。
容量は10,000mAhで、最大35W出力に対応。USB-Cポートを2つ搭載しているため、スマホだけでなく、ほかの機器にも使いやすそうだと感じました。
実際の購入価格は、2026年10月のAmazonプライム感謝祭で4,980円でした。
ちなみに、この購入代金には、これまでポイ活で貯めて交換したAmazonギフトカードを全額使用しています。
つまり、現金の持ち出しは0円!
ポイ活でコツコツ貯めてきた成果を、こうして欲しかった商品に使えるのはうれしいですね。
一般的な10,000mAhのモバイルバッテリーと比べると少し高めの価格帯ですが、今回は機能や安全性への取り組みも含めて、納得して購入しました。
▶ 以前、モバイルバッテリーを使わずに1日過ごしてみた検証記事もあるので、興味のある方はこちらもご覧ください。
→ モバイルバッテリーは本当に必要?1日無充電で検証して分かった現実
CIO SMARTCOBY Pro SLIM SSの基本スペック
まずは、SMARTCOBY Pro SLIM SSの基本スペックを確認しておきましょう。
10,000mAhの容量に最大35W出力、USB-Cポートを2つ搭載。
モバイルバッテリーとしての基本性能もしっかり備えています。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | SMARTCOBY Pro SLIM SS |
| 型番 | CIO-MB35W2C1A-SSA10K-S |
| バッテリー容量 | 10,000mAh |
| 最大出力 | 35W |
| USB-C | 2ポート |
| USB-A | 1ポート |
| バッテリーセル | 半固体系セル |
| 残量表示 | デジタル表示 |
| サイズ | 約98.3×66.8×16mm |
| 重量 | 約187g |
| パススルー充電 | 対応 |
※サイズ・重量はメーカー公表値です。
薄型で持ち歩きやすいデザイン
本体の厚さは約16mm。
10,000mAhのモバイルバッテリーとしては薄型で、ポケットにも収まりやすい形状です。
表面には細かな凹凸のある加工が施されており、ツルツルしたタイプと比べると手に持ったときも滑りにくく感じます。
ちなみに、手元の製品を実測したところ、サイズは約97×66×16mm、重量は約175gでした。
メーカー公表値より少し小さく、軽い結果になっています。
なお、サイズは自宅にあった定規、重量は普段キッチンで使っているデジタルスケールで測定しています。
精密な測定器を使ったわけではなく、スケールも何年も使い続けているものなので、あくまで参考値として見てください(笑)。
実際に使って分かったメリット
薄型でポケットに入れても邪魔になりにくい
SMARTCOBY Pro SLIM SSを使ってみて、まず気に入ったのが本体の薄さです。
厚さは約16mm。10,000mAhの容量がありながら、かなりスリムに仕上がっています。
普段は仕事中もズボンのポケットに入れて持ち歩いていますが、厚みが気になりにくく、スマホを充電しながら移動するときも邪魔になりません。
モバイルバッテリーは容量が大きくなるほどサイズや重さも気になるところ。
その点、この製品は持ち歩きやすさと容量のバランスが取れていると感じました。
ポケットに入れて使う機会が多い人には、この薄さは大きなメリットだと思います。
表面の加工で滑りにくく、傷も目立ちにくそう
本体の表面には細かな凹凸があり、サラッとした手触りです。
以前から使っているUGREEN PB507と比べると、こちらのほうが滑りにくく、手に持ったときの感触も好みでした。
また、表面に細かな加工が施されているため、多少の擦れや小さな傷も目立ちにくそうです。
まだ使用期間が短いので、傷への強さまでは判断できませんが、毎日持ち歩くことを考えると、この質感は気に入っています。
▶ UGREEN PB507と、サイズや重量・充電性能などを実際に比較した記事も公開しているので、2製品で迷っている方はこちらも参考にしてみてください。
→ UGREEN PB507とCIOを実測比較
1%単位の残量表示は便利。ただし少し気になる点も
SMARTCOBY Pro SLIM SSは、バッテリー残量を1%単位で確認できます。
LEDランプの点灯数で大まかな残量を知らせるタイプと違い、「あと何%残っているのか」が数字で分かるのは便利ですね。
ただ、最初に表示を見たとき、少し気になったこともあります。
数字はドット状のLEDで表現されているため、一般的なデジタル表示と比べると、数字の輪郭がやや曖昧に感じました。
もちろん、表示の好みや見慣れているかどうかも関係すると思います。
使っていくうちに慣れる部分かもしれませんが、個人的には、もう少し数字がくっきり見える表示のほうが好みです。
なお、モバイルバッテリー本体を充電しているときは、1%単位の数字ではなく、0%・50%・100%と段階的に残量を表示する仕組みになっています。
本体の充電時間は約89分
モバイルバッテリーを選ぶとき、スマホへの充電性能だけでなく、本体への充電時間も気になるところです。
SMARTCOBY Pro SLIM SSを実際に充電してみたところ、残量0%から100%まで約89分で完了しました。
わが家の充電環境での実測値で、すべての環境で同じ時間になるわけではありませんが、10,000mAhの容量を考えると、個人的には十分満足できる速さです。
自宅ではほかにも充電する機器が多く、モバイルバッテリーを充電できるタイミングが限られることもあります。
短時間で充電できるのは、普段使いでも助かりますね。
なお、充電にはAnker製の急速充電に対応した充電器とケーブルを使用しています。
CIO SMARTCOBY Pro SLIM SSの気になった点・注意点
パススルー充電で気になる症状が発生
SMARTCOBY Pro SLIM SSは、モバイルバッテリー本体と接続した機器を同時に充電できる「パススルー充電」に対応しています。
ところが、購入した個体で実際に試したところ、少し気になる症状が発生しました。
充電器を接続してスマホも同時に充電すると、スマホ側には給電されるものの、モバイルバッテリー本体の残量が1%のまま増えません。
この症状は2回試しても同じでした。
一方、スマホを接続せず、本体だけを充電した場合は正常に充電できています。
現在はメーカーに交換対応を依頼しており、交換品での再検証はまだできていません。
そのため、現時点ではパススルー充電が正常に動作するか判断できない状態です。交換品が届いたら、改めて確認したいと思います。
半固体電池とは?従来の電池と何が違う?
今回の購入理由のひとつにもなった「半固体電池」。
聞き慣れない言葉ですが、簡単にいうと、電池内部の電解質を液体だけでなく、ゲル状や固体に近い状態にした電池のことです。
一般的なリチウムイオン電池では、電極の間をイオンが移動するために液体の電解質が使われています。
一方、半固体電池は電解質の一部を固体に近い状態にするなど、液体の割合を抑えた構造が特徴です。
ただし、「半固体電池」という言葉に業界共通の明確な定義があるわけではありません。
電解質の状態や液体の割合など、メーカーや研究機関によって分類の考え方が異なります。
また、すべての電解質が固体になっている「全固体電池」とも別のものです。
CIOが採用する半固体系セル
CIOでは、バッテリー内部の電解液含有量が約10%以下であることに加え、5つの安全試験に合格したセルを「半固体系バッテリーセル」と定義しています。
この基準はCIO独自のもので、半固体電池全体に共通する統一規格ではありません。
また、CIOは半固体系セルの仕様や性能を裏付けるため、試験条件や温度・膨張・寿命などの実測データも公開しています。
詳しい基準や評価内容については、CIOの公式ページで確認できます。
▶ CIO公式:半固体系バッテリーセルに関する情報
半固体電池の実用化は進んでいる?
半固体電池について調べる前は、「まだ研究段階の新しい技術なのかな?」ぐらいに思っていました。
ところが、調べてみると、CIOでも半固体系セルを採用したモバイルバッテリーの販売や、シリーズ展開に向けた取り組みが進んでいることが分かりました。
もちろん、技術や製品の開発がすべて完了したわけではありません。
それでも、研究段階にとどまらず、実際の製品に採用されていることは、購入を考えるうえで安心材料のひとつになりました。
今回、SMARTCOBY Pro SLIM SSを選ぶ際にも、こうした実用化の動きを確認できたことが後押しになっています。
CIOが公表している安全試験について
SMARTCOBY Pro SLIM SSを選ぶ際、もうひとつ確認したかったのが安全性です。
先ほど紹介したCIO独自の基準には、安全性を確認するための5つの試験も含まれています。
SMARTCOBY Pro SLIM SSにも、この基準を満たした半固体系セルが採用されています。
CIOが公表している5つの試験は、次のとおりです。
- 短絡試験: 外部短絡が発生した際の電流や温度の上昇、保護回路の動作を確認
- 釘刺し試験: セルに金属製の釘を貫通させ、内部短絡による発熱や発火などへの反応を検証
- 130℃熱安全試験: セルを約130℃まで加熱し、熱反応による内圧上昇や膨張、発火の有無を確認
- 落下テスト: セルを落下させ、発火や破裂などが起きないかを確認
- 圧迫試験: セルに強い圧力を加え、発火や破裂、異常膨張などが起きないかを確認
CIOは、従来バッテリーセルと半固体系バッテリーセルの試験動画も公開しています。
こうした試験をクリアしたセルが採用されていることは、今回の購入を決めるうえで大きな安心材料になりました。
もちろん、試験に合格しているからといって、モバイルバッテリーがどのような状況でも発火しないというわけではありません。
ここで紹介しているのはセルに対する試験であり、製品全体の安全性を保証するものではない点には注意が必要です。
それでも、採用しているセルの基準や安全試験の内容をメーカーが公開している点は、評価したいところです。
詳しい試験条件や評価データは、CIOの公式ページで確認できます。
▶ CIO公式:半固体系バッテリーセルの試験・評価情報
CIO SMARTCOBY Pro SLIM SSはこんな人におすすめ
実際に使ってみた感想を踏まえると、SMARTCOBY Pro SLIM SSは次のような人に向いていると感じました。
薄型で持ち歩きやすいモバイルバッテリーが欲しい人
10,000mAhの容量がありながら、厚さは約16mm。
仕事中にポケットへ入れて持ち歩くなど、外出先で使う機会が多い人には扱いやすいサイズです。
USB-Cポートを2つ使いたい人
USB-Cポートを2つ搭載し、最大35W出力にも対応しています。
スマホだけでなく、複数の機器を使う人にも便利な構成です。
バッテリーの安全性にも注目して選びたい人
半固体系セルを採用していることに加え、CIOがセルの安全試験について情報を公開している点も特徴です。
モバイルバッテリーを選ぶ際に、容量や価格だけでなく、採用されている電池やメーカーの安全への取り組みも確認したい人には、検討する価値があると思います。
なお、残量表示の見え方やパススルー充電については気になる点もあるため、その点も踏まえて検討してみてください。
まとめ
今回は、CIOの「SMARTCOBY Pro SLIM SS」を実際に購入してレビューしました。
個人的に気に入ったのは、10,000mAhの容量がありながら薄型で、仕事中もポケットに入れて持ち歩きやすいこと。
約89分で本体を充電できた点も、普段使いでは助かっています。
一方、ドット状の残量表示は少し好みが分かれそうです。
また、パススルー充電については購入した個体で症状が発生し、現在はメーカーに交換を依頼しています。
気になる点はあるものの、薄さや持ち歩きやすさを重視する人には、魅力のある製品だと感じました。
ポイ活で交換したAmazonギフトカードを使って購入したこともあり、個人的には満足度の高い買い物になりました。
